お話を伺った小川さん、長谷川さん、島根さんが所属する協創企画部は、営業開発本部に設置されている。
協創企画部のミッションは多岐にわたり、トップラインの拡大、パートナー企業との協業、新サービス開発、営業支援ツールの制作、そしてデジタルマーケティング戦略の立案と実行に至るまで、幅広い活動を展開している。その中でも3名のミッションはデジタルマーケティング戦略の立案・実行による営業案件の創出だ。
MAの導入の背景について、小川さんはこう語る。
「BtoBのお客様は、以前は営業担当者が提案書を持って訪問して直接お話を聞くことが接点の初まりでしたが、今では営業が提案する前にお客様がすでにインターネットなどである程度情報を収集されていることが一般的です。このようなお客様の購買プロセスの変化に対応する必要があったことが背景にあります」(小川さん)
デジタルマーケティング支援企業からの提案がきっかけとなり、数社の製品を検討した後、最終的にシャノンの採用を決めた。
シャノンを選んだ理由について、小川さんは「私たちは全員がマーケティングの初心者だったので、親切で丁寧なサポートが非常に心強かったです。最初は、リードをどれだけ集められるかもわからず、システムの使い方も一から学ぶ必要がありました。MAを通じた個人情報管理に関する不安もありましたが、シャノンの手厚いサポートのおかげで、安心してプロジェクトを進めることができました」と振り返る。
SMPの導入により、メンバーはメール配信、Webセミナーの開催といったマーケティング活動に着手し、MAの基本的な考え方を徐々に身に付けていった。シャノンが提案しているフレームワークとして、顧客の購買行動を「認知、興味、関心、比較・検討、商談」というフェーズで管理する「購買ピラミッド」がある。それぞれの取り組みは、このフェーズ管理の仕組みを利用して円滑に行われた。
チームはSMP導入後、最初にハウスリストへのメール配信に取り組んだ。
その後、セミナー企画やWebフォームの作成などに取り組み、社内の他部署からのさまざまな質問や相談にも対応していった。当初は個別に対応していたが、運用マニュアルを作成し、社内システムに掲載するなどして、問い合わせ対応がスムーズになった。