「ねじで世界をよりよく変える。」を使命に、ねじにまつわる顧客の課題解決を行っている同社に、武井氏が代表取締役社長に就任したのは昨年2月。
老舗ながら様々な改革を行っているが、ビジネスの本懐は変わらない。
「ねじのトラブルは頻繁に起きているものの、トラブル自体に気づいていなかったり、解決方法を知らない場合も多い。そもそも我々のような専門家がいる事すら知らない企業もいる。私たちはねじに付帯する様々な潜在している課題や改善点を顕在化し、いかにお客様の役に立てるかを考えて活動している」と武井氏は語る。
圧倒的な技術力が強みの同社は、コロナ禍以前は展示会への出展やセミナーを開催する事で新しいお客様と接点を持ち、メール配信を行うことで十分なマーケティング活動ができていると考えていた。
「兼務が故に実施タイミングが定まらず、属人化する。十分なリソースが足りない中小企業には避けられない課題だ。」と青草氏は振り返る。
「以前使っていたツールの場合、メール配信のリスト作成だけでもデータ抽出に時間がかかっており、日常業務の繁忙期と重なると後回しになる、まさに属人化に拍車がかかる状態だった。」(青草氏)