ARMの強みと特長は、人事領域の幅広い問題に対するソリューションだ。
社員のウェルビーイングを実現する独自のソリューションを数多く持ち、年間で数十種類のセミナーを展開している。 そうしたセミナーの企画立案から集客、ウェブ制作やホワイトペーパーなどのコンテンツ制作など、数多くの施策を推進しているのがマーケティング本部だ。
今回は同本部の高坂氏、長谷川氏の2名に話を伺った。
マーケティング部門が本格的に立ち上がったのは2018年。
それまでの営業部に分散していたセミナーを集約し、本格的なリード獲得を目的にするマーケティングの体制がトップの指示のもと、築かれた。 当初は3名だったメンバーも、広報機能を兼ねる企画課と施策を実行するプロモーション課、制作物や問い合わせリストを整備するメンバーを加えながら徐々に増員され、現在は15名の体制となっている。
「セミナーをはじめとした各施策の企画から、インサイドセールスへのトス、ひいては成約につながるリードを増やすことまでが私たちのミッションです」と語るのは高坂氏。
ARMの提供サービスを紹介するセミナーの実施を、高坂氏、長谷川氏が担い、同じマーケティング部内の企画課では広報的な役割やマーケティングのためのデータのマネジメントを担当している。 セミナー以外にホワイトペーパーやリード獲得のためのリスティング広告などの業務もある。
高坂氏と長谷川氏は、年間100本近い数のセミナーをこなす現在のチームには企画力やスピード感といった強みがある一方、課題もあると言う。
「課のメンバー5人がそれぞれの領域における専門性を追求しているだけでは、縦割りになりがちです。組織・チーム間のコミュニケーションを高め、施策の相乗効果を目指す必要があると感じています」(高坂氏)