Zoomウェビナーとは?ミーティングとの違いや開催手順をわかりやすく紹介

Zoomウェビナーは、大人数向けにオンラインセミナーを配信することに特化したZoomのツールのことで、実施されるウェビナーそのものをZoomウェビナーと呼ぶこともあります。

配信者が初心者でもかんたんに使えることから、説明会やイベント、研修、講義などの用途で活用されています。

今回は、Zoomウェビナーについてくわしく解説します。ZoomミーティングやYouTube Liveとの違い、Zoomウェビナーを活用するメリット、Zoomウェビナーの料金プランと機能、具体的な手順などを紹介します。

【ご注意】 Zoomの料金や機能は更新されるので、必ずZoomの公式ページで最新情報を確認するようにしてください。

ZOOM連携

Zoomウェビナーとは

ウェビナーとは、オンラインで実施するセミナーのことで、ウェブとセミナーを合わせた用語で、オンラインセミナー、Webセミナーと同義です。

Zoomウェビナーとは、オンライン会議ツール「Zoom」のウェビナー機能である「Zoom Webinars」のこと、または同機能を活用して開催するウェビナー(オンラインセミナー)を指す言葉です。
オンライン会議ツールとしてトップシェアを持つZoomは、映像や音声が安定的で、操作が簡単であることが評価されています。Zoomウェビナーもまた、初心者でもかんたんにウェビナーが開催できるツールといえます。

まず、Zoomウェビナーの特徴を他の機能と比較しながら確認し、活用シーンについても紹介していきます。

ウェビナーの基礎知識については、以下の記事でくわしく解説しています。
参考:ウェビナーとは?基本から集客、コンテンツ作成のコツまで解説

ZoomミーティングとZoomウェビナーの違い

まずZoomミーティングとZoomウェビナーの違いを確認します。

Zoomミーティング

Zoomには「Zoom Webinars」のほかにオンライン会議の機能もあり、「Zoom Meetings」といいます。Zoomといえばこちらのほうが一般的に広く使われています。

Zoomウェビナーを利用するにはまず、Zoom Workplaceの有料プランを購入する必要があるので、まずこちらを簡単に説明します。Zoomミーティングを含む基本的なサービスは「Zoom Workplace」というサービス名で提供されています。

Zoom Workplaceのプラン
プラン名 ベーシック プロ ビジネス
料金 無料 1,999円/月 2,749円/月
サービス内容の主な違い 最大40分のミーティング

1ユーザー

出席者100名

チャット、画面共有などの基本機能を利用可能

最大30時間のミーティング

99ユーザー

出席者100名

基本機能に加えてストレージ5GBなどが追加

最大30時間のミーティング

250ユーザー

出席者300名

さらにいくつかの機能が追加

※料金と機能の最新情報は https://zoom.us/ja/pricing でご確認ください

Zoomミーティングでは、オンラインで複数名が会議できることに加えて、チャット、画面共有、録画、リアクションなどの機能が利用できます。
無料でもミーティングを開催できますが、時間制限なくオンラインミーティングを開催したい場合にはプロプラン以上が必要なので、企業では有料プランを利用することがほとんどです。
Zoomミーティング、Zoomウェビナーとも、開催者ではなく参加のみの場合は無料です。

Zoomウェビナー

Zoomウェビナーは、ウェビナー配信に最適化されたサービスです。利用するにはZoom Workplaceの有料プランに加えて、8,625円/月~(2025年1月現在、年間契約の場合)の有料プランを購入する必要があります。

Zoomウェビナーでは、Zoomミーティングと同様にチャット、画面共有、録画、リアクション機能が使えるほか、ウェビナーに役立つアンケートや投票の機能、Q&A機能があります。
また、参加者のマイク・カメラオフがデフォルトになっていて、主催者であるホストが指定した参加者のみマイクをオンに切り替えることができます。

ZoomミーティングとZoomウェビナーの主な違いをまとめたものが以下です。

ZoomウェビナーとZoomミーティングの主な違い
Zoomウェビナー Zoomミーティング
用途 ウェビナー 会議、プレゼンテーションなど
無料/有料 開催するには有料プランを購入

8,625円/月~

無料でも開催可能、有料で時間制限なし

有料プランは1,999円/月~

参加人数 500~10,000人以上 100~1,000名
マイク・カメラ 参加者のマイク・カメラはOFFで

マイクは主催者がONにできる

参加者がマイク・カメラをON/OFF可能
画面共有 主催者のみ 全員可能(設定により制限が可能)
特徴 主催者のスピーチやプレゼンテーションを、参加者が視聴する形式

Q&A、投票の機能が利用できる

参加者は自由に発言や画面共有ができる

(設定により制限することは可能)

ブレークアウトルーム機能が利用できる

YouTube LiveとZoomウェビナーの違い

Zoomウェビナーと似た機能のツールとしてYoutubeの生配信機能「Youtube Live」があります。
Youtube LiveはZoomウェビナーと同じように、主催者が話し、視聴者がそれを視聴する形式です。

ただし、Youtube Liveは動画配信に最適化されたツールで、かんたんに画面共有やQ&Aができる機能がありません。
しかし、Zoomウェビナーは有料プランのみ、参加人数には上限ありなのに対して、Youtube Liveは無料、視聴者の人数制限なしというメリットもあります。

したがって、企業ではYoutube Liveをプロモーション動画配信などに活用できます。

ZoomウェビナーとYoutube Liveの主な違い
Zoomウェビナー Youtube Live
用途 ウェビナー 動画配信
無料/有料 有料 無料
参加人数 500~10,000人以上 制限なし
特徴 ウェビナーに最適化された機能 動画を多くの人に配信できる

Zoomウェビナーの活用シーン

Zoomウェビナーは以下のように幅広い場面で活用されています。

■マーケティング・営業
ウェビナー、販促イベント、展示会

■広報
株主総会、記者発表

■採用・教育
会社説明会、社内研修、採用面接

本記事ではこのあと、マーケティング活動の施策として実施するウェビナーについて解説していきます。

Zoomウェビナーのメリット

Zoomウェビナーを利用するメリットを5つ紹介します。

シェアNo.1のツールなので参加者を集めやすい

最大のメリットは、ZoomはWeb会議ツールとして市場シェア50%以上といわれ、多くの人が使い慣れているという点です。

Zoomウェビナーに参加するにはZoomアプリのインストールが必要となりますが、多くの人がすでに使っているため、参加のための特別な準備が不要です。
Zoomミーティングでインターフェースにも慣れ親しんでいるため、参加者はストレスなくZoomウェビナーを視聴できます。

Zoomウェビナーをツールとして採用することで、ウェビナー主催者は参加者を集めやすいといえるでしょう。

ウェビナー開催の初心者でも使いやすい

ウェビナーの主催者にとっても、Zoomウェビナーは使いやすいです。

Zoomウェビナーには、Zoomミーティングと同様のシンプルなUIが採用されているため、Zoomミーティングで慣れ親しんだインターフェースで操作がしやすいです。

また、Zoomウェビナーにはウェビナー申込ページ作成、事前登録、参加用URL配信などの機能もあるので、集客や申込者管理など、ウェビナー開催前の準備もスムーズに進められるでしょう。

参加者の個人情報を保護できる

ミーティングとは違い、不特定多数の人が同時に参加するウェビナーを開催する上では、セキュリティ対策も重要です。

通常のZoomミーティングでは参加者のアカウント名が表示されるため、他の人に会社名や名前を知られてしまうリスクがあります。
しかしZoomウェビナーでは、一般参加者のアカウント名は主催者には表示されますが、他の参加者に表示されません。個人情報を保護できるので安心です。

Zoomウェビナーは、主催者がウェビナー全体を安全に管理できる設計になっています。機能を理解して適切に運用することが大事です。

Youtube、Facebook上での同時ライブ配信が可能

Zoomでのウェビナーを、YouTubeやFacebookでも同時に配信することが可能です。
Zoomウェビナーのアカウント設定からYouTubeやFacebookのライブ配信を有効にし、ウェビナー開始後に画面上で操作するだけで、各プラットフォームから配信が開始されます。

複雑な設定をしなくても同時配信が配信でき、人数制限もないため、「YouTubeで生配信がしたい」「Facebookを通じて集客したい」というときにおすすめです。
また、見逃し配信用のアーカイブを残すことも簡単です。

Zoomウェビナーと他のツールを組み合わせて、Zoomウェビナーの参加者は質疑応答ありの本会場、視聴のみの希望者や定員を上回った参加者はYoutubeやFacebookの別会場へ誘導するといったウェビナー形式にすれば、より多くの参加者を集客できます。

MA/CRMとの連携で業務効率をアップできる

Zoomウェビナーには、開催日時までに参加者に氏名やメールアドレスなどを登録してもらい、Zoomウェビナー上からメールで視聴URLやアンケートを送付する機能があります。
ただし、こうしたメールを配信するには手動で操作する必要があります。

集客、申込者管理などのウェビナーの準備では大量のタスクに追われます。
限られたリソースで効率よく仕事を進めるためには、MA(マーケティングオートメーション)やCRMとの連携がおすすめです。

セミナーで想定されるタスク一覧

シャノンのMAは、「Zoomウェビナー連携機能」を搭載。連携することで、以下のような作業を自動化・効率化できます。

ZOOM連携

マーケティング活動の施策としてウェビナーを活用しようとする場合はとくに、MAとZoomウェビナーをセットで用いることがおすすめです。

Zoomウェビナーのための準備

料金プランと機能、必要な機材など、Zoomウェビナーを実際に行う場合の基礎知識をまとめます。

Zoomウェビナーの料金プラン

Zoomウェビナーを開催したい場合、Zoom Workplaceの有料プランをまず購入し、さらにZoomウェビナープランを追加する必要があります。

Zoom WorkplaceのプロプランとZoom Webnarsの年間契約(103,500円/年)を購入すると、以下のとおりです。
(料金の最新情報はhttps://zoom.us/ja/pricing/eventsで確認してください)

Zoomウェビナーのプランにはさらに上位の「Zoom Sessions(14,850円/月)」「Zoom Events(22,350円/月)」があります。
一般的なZoomウェビナーを開催しようとする場合、「Zoom Webnars」の機能があれば十分です。

上記のZoomウェビナーの有料プランは、1か月単位で購入することが可能です。
1か月限りのZoom Workplace は2,399円、Zoom Webnarsは11,850円、合計14,249円となります。

Zoomウェビナーの主な機能

「Zoom Webnars」の主な機能は、以下のとおりです。

ウェビナースケジュールの予約設定
ウェビナーの予定が決まったら、Zoomウェビナーの設定からウェビナータイトル、日時、説明などを設定できます。
この段階で、参加者の事前登録を必須にすることも可能です。

パネリストの登録
Zoomウェビナーではメインの登壇者以外にパネリストを登録できます。
設定画面から招待状(invitations)タブを開き、名前とメールアドレスを登録することで、案内メールが送られます。

参加申し込みページの作成
参加者用の申し込みフォームをZoom上で作成できます。
記入必須項目は「名前」と「メールアドレス」の2つで、それに任意の項目を加えることもできます。

参加用URLの発行・メール送付
ウェビナーの視聴URLに加えて、任意でパスワードを設定できます。
招待の文章が記載されたメールが作成されるので、Zoomから自動で送信することも可能です。

Q&A機能・アンケートの実施
ウェビナー開催中にQ&A機能で質問を募ったり、終了後にアンケートを案内したりと、参加者と双方向のコミュニケーションを図るための機能が備わっています。

録画・アーカイブの配信
Zoomウェビナーはライブ配信だけでなく、オンデマンド配信にも利用できます。録画データをアップロードして日時を指定すると自動で配信されるため、過去のウェビナーを再利用することも可能です。

参加者データの集計
ウェビナー参加者が申し込み時に記入した情報や開催後のアンケート、出席率、離脱率などを、レポートとしてまとめて出力できます。

MA/CRMへの連携
Zoomウェビナーで集計したデータは、MAやCRMに連携が可能です。
MAと連携すれば、見逃し配信やウェビナー開催前後のメール配信などを自動化できます。

Zoomウェビナーのために用意する機材

Zoomウェビナーを開催するために必要な機材について解説します。

PC
マイク、カメラ付きのパソコンを用意します。
安定した配信をするためには、PCのスペックも重要です。CPUはCorei7以上、メモリは16GB以上を確保しましょう。

インターネット環境
高速で安定したインターネット回線が必要なので、優先LANがおすすめです。アップロードで10Mbps以上の速度を確保しましょう。

マイク、カメラ
PCに付属していればマイク、カメラを別途用意する必要はありませんが、より鮮明な画像、クリアな音声で配信したい場合は別途用意します。
カメラを使う場合は三脚もあったほうが便利です。外付けのマイクにはクリップやヘッドセットなどがあるので、ウェビナーのスタイルに合わせて準備しましょう。

照明
登壇者に照明を当てると、明るい印象になるのでおすすめです。

Zoomウェビナーでのトラブルとその対策

Zoomウェビナーは、操作しやすい、映像や音声の品質が安定的、インタラクション機能が豊富といった点で優れていて、初心者がウェビナーを開催してもトラブルが発生しにくいツールだといえます。
それでも、以下のような問題が発生することを想定して対策を講じておく必要があります。

音声や映像が出ない
参加者の端末に音声や映像が出ないといったトラブルはよく起こります。対策としては事前にテスト配信を十分に行うことが不可欠です。
配信場所を決め、本番と同じ環境にセッティングして、音声の聴こえやすさ、映像の明るさ、画面配信の見え方などをチェックします。
また、当日は登壇者以外の運営スタッフの役割分担を決め、Zoomウェビナーに予備のPCを接続して備えましょう。

申込者がウェビナーにうまく参加できない
Zoomは多くの人が使い慣れたツールですが、日頃使用していない人もいます。
ウェビナー当日に「うまく参加できない」という人をできるだけ出さないために、参加方法や操作方法をわかりやすく紹介したマニュアルを事前に提供しましょう。
当日はサポート担当者の電話番号やチャットを知らせておき、質問があったときにも回答できる体制を整えましょう。

参加者がチャットで迷惑行為をする
Zoomウェビナーでは参加者のマイク・カメラはオフになっていますが、チャットを開放することはあり、悪意のある参加者がチャットで迷惑行為をするトラブルが考えられます。
これを避けるため、チャットを使用できる時間を限定するようにします。
場合によっては参加者をウェビナーから削除して、強制的に退室させることができます。

その他の想定外のトラブル
十分に準備していても、ネットワークが突然ダウンするなどの予期せぬトラブルが起こることはあります。
配信が中断してしまったときはできるだけ速やかにウェビナーを回復させて参加者に謝罪するとともに、後日アーカイブ動画を送信するようにします。

Zoomウェビナーを開催するときの手順

マーケティング施策としてのウェビナーを想定して、初心者がZoomウェビナーを開催する手順について解説します。

STEP1 ウェビナーのテーマ・タイトルを作成
ウェビナーを開催する目的とターゲット層を明確にして、ウェビナーのテーマを決めます。内容を明確に伝え、ターゲット層の興味・関心を引くようなタイトルをつけましょう。

STEP2 配信設備の準備
Zoomウェビナーの有料プランを購入し、機材を準備します。配信場所を決め、セッティングをして配信テストを行いましょう。また、登壇者はリハーサルをしておきます。

STEP3 集客
ウェビナーを告知して参加者を集めます。一般的なメルマガによる案内のほか、興味を持ちそうな対象に絞り込んでウェビナーだけを案内するメール、直前の再案内メールなどを送信します。申込者に対しては前日にリマインドメールを送信して出席率を高めましょう。

STEP4 アンケート、サンクスメールの準備
ウェビナー終了後に実施するアンケート、サンクスメールを準備します。

STEP5 ウェビナー後のフォロー
当日のウェビナー終了時には、アンケートへの回答を依頼して、満足度や内容への評価についてフィードバックを受けましょう。さらに当日または翌日にアーカイブ視聴の案内や今後の予定とともにサンクスメールを送ります。

ウェビナーの手順については以下の記事でも解説しています。
関連記事:ウェビナーのやり方をはじめから丁寧に解説!必要なものから成功させるためのポイントまで

まとめ

本稿のポイントは以下です。

  1. 「Zoomウェビナー(Zoom Webinars)」は、初心者でもかんたんにウェビナーを開催できるツールです。
  2. Zoomウェビナーのメリットは以下です。
    ・シェアNo.1のツールなので参加者を集めやすい
    ・ウェビナー開催の初心者でも使いやすい
    ・参加者の個人情報を保護できる
    ・Youtube、Facebook上での同時ライブ配信が可能
    ・MA/CRM連携で業務効率をアップできる
  3. Zoomウェビナーのための準備として、以下があります。
    ・Zoom WorkplaceとZoom Webinarsの有料プランを購入する
    ・PCなどの機材とインターネット環境を用意する
    ・想定できるトラブルに対して対策を講じる
  4.  Zoomウェビナーを開催するときの手順は以下のとおりです。
    STEP1 ウェビナーのテーマとタイトルを作成
    STEP2 配信設備の準備
    STEP3 集客
    STEP4 アンケート、サンクスメールの準備
    STEP5 ウェビナー後のフォロー

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